ポールアンカーの設計時に必要とする諸条件

土工部の道路付属構造物を主体に良好な施工性からポールアンカー工法が多用されています。

本工法は交通規制日数が少なく、使用重機は特定されており付属構造物には最適な施工環境を提供するものです。

切土区間や原地盤に関しては有効な工法ですが、盛土区間や軟弱地盤では、水平反発係数やN値に依存する設計条件に課題がある場合が存在しています。

基礎の支持条件は付属構造物の設計では事業主体から周辺地盤の調査結果を流用されているケースが多くいます、現場でのスェーデン式施工試験は施工性の確認として行われ、その結果が設計条件に反映されないパターンが多く存在しているようです。

とくに法面にポールアンカーを設置する場合は根巻部の水平抵抗が得られない場合があり、軟弱地盤との組み合わせにおいて不安定な支持条件が出現することになります。現場施工試験を早期に実施しての設計への反映が望まれます。

(地盤工学会  2004. 9.23 訂正第2刷)
(画像は日本地工HPより引用)