機能・仕様

構造物動的評価システムの3つの特徴

構造物の振動で危険性を予測
構造物の振動で危険性を予測加速度計測によりサンプリングしたCSVデータから、2重積分により算出した変位の応力を、静的変形時の応力レベルと比較して推定します。
さらに、疲労打切り限界応力との評価により蓄積疲労の原因となる計測データを抽出して危険性を予測します。

わずかな時間で様々な解析が可能
構造物に接触子センサー設置から計測終了まで最短45分程度で作業完了。詳しいフローは下記リンクをご確認ください。
わずかな時間で様々な解析が可能

簡易診断から詳細診断まで対応
接触子センサー1基で日常点検時に簡易計測ツールとして携行することで、点検員の感性を補完するツールとして活用できます。さらに、採取電子データをそのまま視覚化することも、データを送付することで専門家の知見を活用した診断を受けることも可能です。
さらに、取得したデータを専門家のアドバイスを受け画像に置換すると、現場で発生している動的挙動を物理的な運動としてビッグデータ化することも可能です。

加えて、これらの経験を繰り返すことで現場点検員の動的観察能力の資質向上の無形の成果も得ることができます。
計測レベル1
簡易計測として、最大変位発生予想箇所に接触センサーを設置して計測します。

計測レベル2
接触センサー4基をPC1台で同時計測して、各測点の相関性を同時表示したうえで、さらに測点間位相差まで演算可能となります。
計測レベル3
複数のPC同期により、4箇所のN(基数)倍のマルチチャンネル方式の計測が可能となり、同時測定の幅が拡大します。

計測レベル4
1計測時間(100sec)を無限大に拡張可能であり、連続データの採取が可能です。また、そのデータは100sec単位となっているため、任意の時間帯で分割が可能です。
計測レベル5
大容量のCSVデータを転送することは、設置個所数が数百か所に増加してくると日常の処理能力に問題が生じるので、別途システムにて画像処理に変換を行い軽量化した連続データを転送します。このことで、管理センターにてのファイル分割アラート処理が可能です。

セット内容

フルセット
本体セット
  • 高速3ch小型無線振動計
  • 専用充電ケーブル
  • ハードケース
  • 解析ソフトウエア
  • 解析ソフトインストール(初回)
  • メンテナンス契約(年度校正更新)
  • USB Bluetoothアンテナ
  • USB ハブ
付属品セット
  • WINNDOWS10タブレット
  • タブレット用充電器
  • タッチペン
  • 取扱説明書
  • 取説指導

解析データについて

問題のない、正しい波形の例として下記ご紹介します。計測したデータに変化がある場合は、詳細検査が必要です。
加速度
100秒間の時刻歴を横軸に時間、縦軸に加速度として示します。スイッチングノイズを除去するために前後の10秒間をカットする場合があります。人力起振の場合は起振後半を示して起振状況を示します。
パワーベクトル
計測した構造物のX軸、Y軸、Z軸それぞれの座標軸における卓越状況を横軸に周波数を縦軸にパワースペクトルを示します。場合によっては複数の卓越状況となります。
リサージュ
加速度を2重積分した変位時刻歴をX-Y、Y-Z、Z-X各断面からの視点で現した軌跡を示します。これによって揺れ方の傾向が判断できます。
減衰比
揺れの時間経過による変位量の変化を示します。また、漸近曲線を禁じさせることでの対数減衰率から減衰定数を求め、他の構造物との比較ができます。
数値に変化があった場合は...

本計測セットを取扱説明書通りに使用して計測をしていただき、過去の計測データと差異があった場合は、遠慮なくお問い合わせいただき、場合によっては詳細点検を行う必要があります。詳細点検の手法や計測データの評価は情報開示いたしますのでご安心ください。点検前に対象構造物の各データの目安値をお知らせすることも可能です。

システム要件

必要なPCの性能

別途インストールが必要な場合は、下記の性能を有したPCをご用意ください。
(不具合が発生する可能性がございますので、OSのアップーデートはおやめください)
(1) 必要な PC の性能
CPU
AMD Sempron プロセッサ 1.80GHz
メモリ
1GB
HDD
2GB
メディアドライブ
CD-ROM
グラフィック
SiS Mirage(チップセット内蔵)
表示解像度
1024 x 768(XGA)
USB ポート
1
※上記性能以上が必要です。

※1 ソフトウェア領域としては約 620MB 必要です。
上記のほかに、データファイル保存領域を確保してください。
データファイル 1 個 最大約 9MB
※2 メインメモリ共有でも可
※3 USB1.1 以上 Bluetooth-USB アダプタ接続に必要です。
(2) OSについて

本製品の専用解析ソフトウェア(MVP-RF3-S)は、以下の OS で動作確認をしております。

  • Windows 7(32/64bit)
  • Windows XP(32bit 版のみ)
WindowsVistaは非推奨と致します。
Windows2000は対象外となりました。ご了承ください。
※上記OS搭載PCであっても、各OSのService Packの最新版が導入されていない、NET Framework等必要ソフトウェアが削除されている、特殊なハードウェアなどの、専用解析ソフトウェアや Bluetooth スタックソフトウェアが動作しないような環境では、正常に動作しない場合がございます。

仕様

ハードウェア仕様

※表部分は横にスクロールしてご覧ください。
項目 仕様 単位
型式 MVP-RF3-J-**
内蔵センサ 加速度センサ 検出範囲 ±20/60(切り替え可能) m/sec2
検出軸 3(Y,Y,Z軸)
応答周波数 0〜100※1 Hz
精度 ±10 %
A/D分解能 1024(10bit) LSB
サンプル周期 リアルタイム
通信モード
0.25,1,2,5,10,20,50,100(可変) msec
無線規格 Bluetooth 2.0+EDR Class-1
通信プロトコル シリアル転送
通信速度 460.8 Kbps
通信距離 20※2 m
電源 700(リチウムポリマ2次電池) mAh
駆動時間 連続動作8※3 Hr
動作温度 0〜40
外形寸法※4 55×55×30.6 mm
質量 150 g
防水・防塵 IP64※5

※1-3[dB]にて規定。

※2実際の通信速度は通信環境(障害物・他電波の有無など)により異なる。
保証前提条件は以下のとおり。

  • PCとレコーダ本体の間は見通しが良く、障害物が無い状態。
  • PC側Bluetooth-USBアダプタは、Parani UD-100-G03(BlueSoleli)を使用。
  • サンプリング周期は100msecとする。
  • 充電ケーブルは最長10mとしてください。

※3常温環境にて測定。

※4本体のみ。

※5耐塵・防滴構造(完全防水ではありません)。

センサの仕様

※表部分は横にスクロールしてご覧ください。
項目 仕様 単位
型式 MVP-RF3-J-**
加速度センサ2 高周波対応センサタイプは製造時に選択固定 検出範囲
±20
(MVP-RF3-J-04)
±50
(MVP-RF3-J-10)
±100
(MVP-RF3-J-20)
±250
(MVP-RF3-J-50)
±500
(MVP-RF3-J-100)
±1000
(MVP-RF3-J-200)
m/sec2
検出感度
50
(MVP-RF3-J-04)
20
(MVP-RF3-J-10)
10
(MVP-RF3-J-20)
4
(MVP-RF3-J-50)
2
(MVP-RF3-J-100)
1
(MVP-RF3-J-200)
mV/m/sec2
センサ分解能
0.0575
(MVP-RF3-J-04)
0.1438
(MVP-RF3-J-10)
0.2876
(MVP-RF3-J-20)
0.7190
(MVP-RF3-J-50)
1.4379
(MVP-RF3-J-100)
2.8760
(MVP-RF3-J-200)
m/sec2
検出軸 3(X,Y,Z軸)
応答周波数 0.8〜1000 Hz
精度 ±10 %

絶対定格

※表部分は横にスクロールしてご覧ください。
項目 仕様 単位
電源電圧 Max. 5.5 V
外部電源電流 50 mA
充電電流 Max. 500 mA
充電時間 100 min
A/D遅延 15 μsec
A/D入力電圧 0−3 V
制御入力電圧 0−3 V

本体LED

状態 LED
赤色 青色 緑色
電源ON(未接続) 低速点滅 消灯
解析ソフトとの接続時 点灯
測定中 高速点滅
電池残量不足 高速点滅
Battery Empty 点灯(10秒)
Error 交互高速点滅(10秒)
Power OFF(電源投入前) 消灯
充電中 点灯

「−」は他の状態により変わる。